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梅ジャスト-01


助けてカズチソ

蒲田にあるバー「ふくろう」の梅ちゃんから
連絡があって画像が送られてきた。

umej-01.jpg

Ref.1675 GMT梅マスターが吉田くんの手に
渡り、代わりにRef.16000を入手したんだけど
水が掛かったら浸水したとのこと。

応急処置としてリューズ解放しておけと伝えた。

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ホントは応急処置にならないけど(笑)

翌日蒲田を通る予定があったから店に寄って
ピックアップすることになった。でも寄ったら
いなくて時計もなかったからそのまま帰った(笑)

帰ってる途中で電話があったみたいなんだけど
運転中で気付かなくてさ。帰って掛け直したら
上野の方に行く用事があるから届けるって。

預かってすぐに機械をケースから摘出して水気
を飛ばしたよ。文字盤や針にダメージがあっても
今回は交換するから大丈夫。

umej-03.jpg

これが去年の12月22日の出来事。あれから2ヶ月
経ってるからいい加減にやらないとヤバくね?(笑)

シード組立-04


繰り返し調整しては合わせてみるという
作業が一番嫌いだ。しかも切削系で削り
過ぎたらもうアウトというのが特に嫌いだ(笑)

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オリジナルのベゼルリングと社外のインナー
ベゼル。これがはまらない。

インナーベゼルは風防も入りそうな感じでは
ない。外径が大きく内径が小さいということだ。
外径は落として内径は風防の外径を落とす。

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加工は旋盤を使うんだけど、この手の加工は
固定した刃物を正確に当てて行く。でもオレは
この手の加工も手バイト。実に危険だよ(笑)

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何度も繰り返し落として行ってようやく入った。

次は風防の外周を落としては合わせてみてと
いう作業を繰り返す。きついまま圧入すれば
風防は割れてしまうし、緩ければ圧入した後に
回転ベゼルを外そうとする際に一緒に外れて
きてしまうから厄介だよ。

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この画像だけ見ると扱ってるのが時計部品
じゃなく違法なヤクみたいだな(笑)

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ベストな圧入具合は割れる寸前のちょっと
手前で簡単には入らないみたいな感覚かな。

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いい感じの圧入具合だよ。

これで回転ベゼルを取付ければおしまい…

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入らない… 入らないよ。指が痛いよ(笑)

圧入した際にインナーベゼルが外側に拡がった
せいなのかまるで入る気配すらないよ。そんなに
拡がるもんかなぁ… 仕方ない。風防を落とそう。

これ以上落とすとマズいというところまでやって
再び試すもダメ。仕方ない。インナーベゼルの
外径をもう少し落とそう。

な?分かっただろ?やっぱりこうなったろ?
繰り返し調整しては合わせてみるという
作業が一番嫌いだって理由分かったろ?(笑)

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またしても危険極まりない手バイトでの加工(笑)

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出来た!これで残すは文字盤交換だけだ。

時計になった時の画像はアップしないよ。もし
何らかのかたちで市場に流通した場合に
トラブルに巻き込まれるのごめんだからね(笑)

シード組立-03


ヘリウムエスケープバルブもオリジナルに
交換する。外から見えるバルブの色が違う
みたいだよ?(笑)

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現状のものを取外す。

mmm1665-09.jpg

何だか内側から留める部品がちゃちいな(笑)

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これそのまま交換出来るのかな…

この手の時計やってる時の嫌な予感はほぼ的中
するよ。まずゴムパッキンが入らない。現状の
パッキンをそのまま使おう。裏から部品で留め…

留められないよこれ。留める部品まで届かない。
バルブが若干短い上に留める部品も厚いよ。

でももうちょっと押せばギリギリ留められそうだ。
外側から押しながら部品を留めるのは無理だな…

二人がかりで誰かに押してもらっている隙に
部品をセットして留めるにしても技術者オレ一人
だからそれちょっと無理(笑)

では第三の手というか、即席治具というか、そんな
感じのものを利用して取付けを試みよう。

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またしてもシチズンのこれに爪楊枝を固定!(笑)

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こんな感じでギューーーっと押しながら部品を
入れて横にズラしてバルブを固定する。

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出来た!オレ技術力は大したことないけど
こういう知恵は結構働くよ?(笑)

シード組立-02


取付けたチューブを外す。リューズガードの
形状修正をやるんだよと。

mmm1665-03.jpg

上面からRになる部分の線を消してくれとのこと。
依頼人はそこだけ簡単に研磨かなんかすれば
いいと思ってるみたいだけどそれじゃダメだ。

研磨して線は消えるかもしれないけどRの部分が
不自然な感じになるよ。だから最終的に綺麗な
Rになるように整形していく。いつもの砥石で(笑)

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こんなところかな。

mmm1665-05.jpg

横から見るとこんな感じだよ。線の部分だけでなく
リューズガードの先端に近い部分まで手を入れて
綺麗なRにする必要があるのよ。ここから研磨する。

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こんなところだろ。

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いい感じに艶かしくなったな(笑)

社外ケースはこういうことをやることによって
劇的に良くなるから面白いやね(笑)

シード組立-01


以前に比べて怪しい時計が随分と出回る
ようになった。社外ケースを製造して販売
している業者のせいだと思う。

たまに集めた部品を組んで時計にして欲しい
という問い合わせがあるが、まずそんな依頼
は受けない。

やる必要のない仕事だし、正直やりたくない。
社外部品を組み合わせて時計にして行くなど
ストレス以外の何物でもない。

つい先日電話で集めた部品を組んで時計に
して欲しいという問い合わせがあったんだけど
お断りした。でもかわいそうだからやってくれ
そうな業者さんを紹介することにした。

ゼンマイワークスさんならやってくれますよ。
面倒な案件はツトムっちでいいだろw

あそこは腕は確かで仕事も丁寧ですし。
バルバルバルジュー大好物だしww

私の紹介って言ってもらっても構いませんよ。
また怒って連絡来そうだけど気にしないよとwww

やれやれだ(笑)

そんな感じで集めた部品を組んで時計にする
という依頼はお断りしてるんだけど、どういう訳か
流れでというか、流されて着手する時もある。

最初は針の夜光色わせの依頼だったかな。
それを納品した時に文字盤交換とかベゼル交換
とか部分修理的な依頼があって、それを納品した
時にまたケースの形状修正とか。

納品する度に別の時計の依頼があってさ、
その度にハードルが上がるのよ。最終的には
全てバラバラの部品を支給するようになってさ。

さすがにお断りしようとあり得ない高額作業料金を
提示するんだけどまるで引っ込まないんだよ。

仕方ない。あり得ない高額作業料金だから
やるとしよう(笑)

mmm1665-01.jpg

まずはチューブの取付けだ。純正チューブが
まるで入る気配すらない。タップで切り直してと。

mmm1665-02.jpg

さすがあり得ない高額作業料金。ここだけで
オーバーホール料金より高いという(笑)

プロフィール

かずちん

Author:かずちん


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ざわ…
   ざわ…

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